失敗しない選び方と買い方【2021年版】
カーペット・ラグ・絨毯の意味や選び方・買い方、効果とメリットについてご確認いただけます。

カーペットを初めて買うので不安・・・
カーペットとラグの違いを知りたい・・・
インテリアに自信がない・・・
サイズの選び方がよくわからない・・・
素材の選び方を知りたい・・・
カーペット専門店のプロがレクチャー!

お部屋に応じた使い分けや選び方や買い替え方カーペット・ラグ・絨毯の違いカーペットの買い替える時期は?イメージが大切!カーペットのコーディネートカーペットの素材選びカーペットやラグのメリット実店舗で買う場合のチェックポイントについてご紹介します。
自分のお部屋や新たにラグや家族が集まる広い場所にカーペットを取り入れたいと考えている方もたくさんおられると思います。
お部屋の広さや雰囲気、敷けるスペースなどを考慮して最適なカーペットを選択すれば快適で、美しく綺麗にコーディネートすることができます。
カーペットの買い方と選び方
カーペット・ラグ・絨毯の違いとは?
よくお問い合わせで「ラグとカーペットの違いが分かりません」と質問を頂くことがあります。
カーペット、ラグ、絨毯は、表面層が繊維でできた敷き物のこと。サイズや大きさ、使用する場所によって呼び名が変わり、意味としては同じファブリック類です。つまり、1畳未満をマット(玄関マット・キッチンマット)、1畳から3畳未満をラグ(ラグマット)、3畳以上を絨毯・カーペットと呼びます。
カーペットの買い替える時期は?
どのようにカーペットを選べばいいのか
カーペットを「選ぶ」「知る」「楽しむ」ための基礎知識をご紹介していきましょう。
使用する場所・部屋を決めておく

まず、どこに(部屋・場所)カーペットを敷くのかを決めておくのが大事。敷く場所によって選ぶラグやカーペットの大きさや機能性、色、素材も変わってきます。
単身赴任など一定期間だけの場合は、小さいサイズのカーペットを選びましょう。部屋を出るときにそのカーペットを破棄する場合もあり、小さいサイズですと運搬や処分費も軽減することができます。
このように、敷く場所によって生活スタイルや色柄が変わってきます。
柄・カラーを選定する
選定した柄やカラーに合わせて機能性も選んでみる
※当店のこれまでのお客様からのお悩みのなかで、柄やカラーは気にしないので、とにかく機能性(はっ水、水洗い可能、毛足が長い)を重視してカーペットをお買い上げ頂いた例もございます。
その場合、問題点が初めから分かっており、カーペットで緩和するといった目的がはっきりとした場合です。
6畳以下の部屋で使う場合はラグが最適
お求めのサイズが無い場合
ここまで決まれば、あとは専用のサイトで探すだけです。カーペットを探すのであれば、以下のようなサイトがおすすめです。
ぜひ参考にしてください。なお、カーペットマートでは最新情報をツイッターで公開しています。もしよろしければこちらもどうぞ。
リビングに向いているのはラグとカーペットのどっち?
注意も必要!リビングルームの物理的な広さを変えることはできません。
ラグやカーペットを上手に選べば、リビングルームの感覚的な広さは変えることができます。しかも、家具を買い替える必要もフローリングを張り替える必要もありません。
狭苦しいリビングルームには軽いトーンを、インテリアにメリハリのある統一感を出したいならば大物家具と同系色のカーペットを、奥行きや広がりを感じさせたいならばストライプ柄を、フラットな表面のラグでスッキリと!
このようにリビングルームの弱点は、床材を使った視覚効果カバーできます。サイズ・色・柄・テクスチャーが豊富だからこそ、望み通りの視覚効果が期待できるのです。ご自宅のリビングルームの弱点をカバーするラグを選んで、センスが良いと褒められる心安らぐ寛ぎ空間を演出してください。
イメージが大切!カーペットのコーディネート
お部屋の印象を決める重要なパーツといえばおしゃれなラグやカーペットですね。選び方に失敗してしまうと、それだけでなんだか野暮ったい印象を与えてしまいがち・・・。
インテリアに自信がない場合やイメージができない時は、下記の4つを意識して選んでください。
- 明るく元気な印象にする!
- 大人っぽい雰囲気を出したい!
- ナチュラルでシンプルが好き!
- 個性的に演出したい!
そこでどのようなことを意識して選べば良いのか、ご紹介していきましょう。
明るく元気な印象にする!
参照元:可愛い子供向けラグマット CANDY/キャンディー!
華やかで楽しげな雰囲気の印象にコーディネートするなら、グリーン・イエロー・オレンジなどのカラフルなカラーを取り入れます。
お子様にも喜ばれる可愛くてユニークなデザインは、インテリアの統一性が失われるので、お部屋のアクセントやカラフルで明るい色が大好きな子供が落ち着ける環境にしてください。
子供部屋やキッズ向けにあわせるならクールな印象のブラックやグレー系の色はさけましょう。
- カラー
- グリーン・イエロー・オレンジ系
- 対象
- キッズルーム・子供部屋・アクセント
- 効果
- 色彩度アップ・可愛い印象
- 〇
- 明るく華やかなデザインやカラー
- ×
- ブラックやグレー系のカラー
大人っぽい雰囲気を出したい!
参照元:クールで大人の雰囲気のラグ FURTEA/ファーティー!
大人っぽくラグジュアリーな雰囲気を演出する場合は、モダンなカーペットです。男性も女性も関係なく美しくコーディネートできますが、一人暮らしの男性が好みやすいテイストです。
また、1畳や2畳程度の狭いスペースしかないという場合でも、お部屋のイメージを一新させることができます。
素材選びも重要で、ゴージャスな印象ならフェイクファーラグの一択ですが、アクリル系が多く遊び毛が出やすいデメリットも。
材質は、カットパイルのシャギー系ラグにホワイトやベージュなど、明るさをもたらしてくれるカラーを選びましょう。
さらに洗礼されたハイモダン系には赤やオレンジカラーを取り入れますが、家具や室内のコーディネートが重要となり上級者向け。
- カラー
- ホワイト・ベージュ・グレー系
- 対象
- 男女・一人暮らし・プライベートルーム
- 効果
- ラグジュアリー・クールな大人の印象
- 〇
- フェイクファーやロングシャギー系
- ×
- 価格が高いものが多い
アクリル系のものが多く遊び毛が出やすい
安価なものだと毛足がヘタリやすい
ナチュラルでシンプルが好き!
温もりあって、ナチュラルな印象を与えたいならブラウンやベージュ、アイボリーなどの自然界に多い落ち着いたカラーを選択します。
ブラウンやベージュ、ホワイトなどは精神的に落ち着きを与えてくれるカラーであり、決して派手なカラーではありませんが、毎日生活する上で安心感と安らぎを与えてくれます。
ただし、家具やカーテンなどが暗めのカラーだと重い雰囲気になってしまうので、その場合はカーペットやラグにホワイトなど明るいカラーを選択するようにします。
カーペットを敷くフローリングのカラーが濃い目の場合は、明るめのラグ、薄めのカラーのフローリングには濃いめの色を選択するようにします。
材質はナイロンやポリエステルが主流ですが、自然素材の綿やウールを取り入れるとさらにナチュラル感がアップします。
- カラー
- ブラウン・ベージュ・アイボリー系
- 対象
- ほぼすべてのインテリア
- 効果
- ナチュラル・落ち着いた印象
- 〇
- シャギー・ウール・コットン・自然界に多いカラー
- ×
- 柄が多いものや平織りタイプは避ける
個性的に演出したい!
参照元:最新のインテリアにもコーディネートしやすいラグ NOMAD/ノマド!
個性的といっても様々ですが、雑貨や家具類を引き立てる幻想的でエキゾチックなデザインのカーペットがおすすめ。
カラーはビビットカラーやハイトーン、柄は伝統的なデザインや刺繍が施されたもので、平織りタイプやギャベ・キリムが個性的なインテリアを楽しめます。
ちょっと古臭いイメージですが、現代の住環境にもうまく馴染むものが多く、単純にカーペットを「敷くだけ」で、今どきのインテリアに一新します。
デメリットは、伝統的な「織り」で仕上げたものが多いので、防ダニや防音などカーペットで得れる機能性の恩恵がありません。
また、自分のインテリアのイメージがはっきりしている人が好む傾向があります。
- カラー
- ビビットカラー(明度・彩度ともに高い)・ハイトーン
- 対象
- ショップ(アパレル・雑貨店)・一人暮らし・アクセント向け
- 効果
- レトロ・アジアン・個性的な印象
- 〇
- 刺繍・民族柄・平織り・ギャベ・キリム
- ×
- シャギー・長い毛足・無地
カーペットマートではオシャレで機能的なラグやカーペットを取り揃えております。ご興味のある方は是非ご覧ください。
カーペットの素材選び
秋・冬向けに暖かさを重視するならウール
- 材質
- 自然素材
- 〇
- 吸湿性・弾力性・防炎性・断熱・静電気が発生しにくい
- ×
- 価格が高い・無駄毛が出る
耐久性を重視するならナイロン素材
- 材質
- 合成繊維
- 〇
- 耐摩擦性や耐久性・汚れに強い・カビ・害虫の被害を受けにくい
- ×
- 静電気が帯びやすい
汚れにくさを重視するならポリプロピレン素材
- 材質
- 合成繊維
- 〇
- 素材が安価・撥水性が高い・毛玉ができにくい・薬品・カビ・害虫の被害を受けにくい
- ×
- 肌触りが硬い・熱に弱い
カーペットの素材別にメリットやデメリットなどをご紹介してきました。自分の好みに合った素材を選択してみてはいかがでしょうか。
カーペットを敷くとこんなメリットも
カーペットで生活音をカットできます
マンションなどの集合住宅では、階下の人に対しての音のトラブルも大きな原因です。カーペットやラグなどの敷物は、人やペットの声、落下音やとび跳ねたときの衝撃音も吸収・軽減するため生活音対策に最適です。また、オーディオルームなどにもご使用されている例もございます。
転倒の衝撃を軽減する
フローリングなどの床材は、固く滑りやすいので、走りまわる子供や転倒・つまづきが心配なご高齢の方がいるご家庭には効果的。転んでしまった時も柔軟性のあるカーペットの繊維がぶつかる衝撃を弱めます。
股関節が弱いペットにも最適
犬や猫は、ツルツルしたフローリングの上では爪を立てることができないので、後肢や前肢に負担がかかります。カーペットを敷いてあげることによって適度なグリップ力を確保できるので股関節が弱いペットにも安心。
自然なぬくもりで身体を守る
自然なぬくもりで冷えやすい足元を適度に保温します。また、カーペットやラグには、繊維に隠された空気層が断熱層になっており、冷房効果が高まります。そして冷暖房効果があがることで、電気代の節約にもなるので、「費用対効果」が非常に高くなります。
※お住まいの立地条件やお部屋の形状によってその効果は異なります。また、節電を保障するものではありません。
実店舗でカーペットを買う場合のチェックポイント
基礎知識を身につけたらいよいよカーペットの購入!でもそのまえに雰囲気に惑わされて余計なものを買わないためにも5つのポイントをチェック!
- 店の雰囲気と店員の態度を観察する
- メジャー、間取り写真を持参
- 使い心地は使う状態で確かめる
- すぐに買わずスタッフに質問する
- 搬入経路のチェックを忘れずに
ショップで買う場合に役立つ知識を教えます。
店の雰囲気と店員の態度を観察する
事前に情報収集をしてもそれはショップの一面に過ぎません。実際にお店に足を運んだらラグやカーペットよりもまず店全体の雰囲気を見ましょう。
ネットショップならお店のデザインや更新が止まっていないか、運営会社を表記しているかなど確かめましょう。展示方法や品数、取扱い商品のテイスト、価格帯などその店の個性が見えてくるはずです。
そして何より大切なのは店員の印象。カーペットを選ぶ段階ではスタッフにアドバイスを求めることも多少あります。
商品説明もできないスタッフは論外として、すすめ方やセンス、話し方などもチェック。
メジャー、間取り写真を持参
ショップには自分の部屋の間取り図、写真、そしてメジャーを持参しましょう。
基本的なサイズ表記はあるはずですが、表示のない細かな部分や気になる箇所のサイズをちょっとチェックしたいときにメジャーがあると便利です。
また写真や間取り図はお目当てのカーペット・ラグが部屋にマッチするかどうかを再確認するためのアイテム。
お店の人と相談するときもこれらがあれば打ち合わせがしやすく、ベストマッチのカーペット・ラグ・マットが見つけやすくなります。
使い心地は使う状態で確かめる
家具の色や形、こまかな情報は事前にある程度入手できますが、カーペットの素材や質感、使い心地はショップに足を運んで、実際に触れてみないとわかりません。
使い心地を確かめる際に注意したいのは家で使うのと同じ状態で確かめるということ。
ソファやイスに腰を掛けるときは靴を脱ぎ数分間座ってみて実際の使い心地を実行しましょう。
すぐに買わずスタッフに質問する
これだというカーペットやラグに出会ったら、次はお店の人にそのカーペットについて質問してみましょう。
見た目だけではわからない機能や品質、扱い方などきっと参考になる話が聞けるはず。カーペットのことだけではなく配送方法や料金、アフターケアなどサービス面についてもチェック。
カーペットは買ったら終わりではなく、長く使ううちにメンテナンスも必要になるもの。商品価格だけではなく後々まで見すえて検討するのが賢明です。
搬入経路のチェックを忘れずに
カーペット・ラグは長尺なので、購入する際に確認しておきたいのが敷く部屋までの搬入経路。
自分の家の中はもちろん、マンションならエレベーターや通路の幅、天井の高さなどスムーズにカーペットが通るかどうかは重要な問題。
ショップや運送会社と費用面も含め事前に確認が取れていないと後々トラブルになりかねません。
カタログ通販やネットショッピングでカーペットを買う場合も注意が必要です。
カーペットに付属する芯棒の有無の確認
ロール状に巻かれたラグやカーペットの中には芯が入っています。紙、プラスチック、竹が主流で、使い道がなくほとんどが処分するかリサイクルします。
処分といっても工具類が必要なので購入前には必ず販売店に芯の有無を確認してください。芯が入っている場合は販売店に引き取ってもらうか処分してもらいましょう。
カタログ通販やネットショッピングでカーペットを買う場合も注意が必要です。