サイズの選び方とラグの大きさ
江戸間や京間の畳サイズ一覧表、部屋・場所に合わせたサイズ選び・いろいろな敷き方を詳しく解説。
用途に合わせたサイズ選びの基本
カーペットのサイズ選びでも使用する目的や場所によって様々です。和室の定番である畳。この畳の摩耗やフローリングの傷を防ぐためにカーペットを敷く場合もあります。
この場合は畳の大きさに合わせてお部屋全体を敷き詰めるほうが見た目も美しく、畳の日焼けや家具類による損傷も最小限に抑えることができます。
このように部屋や使う目的によって選ぶサイズも違ってきます。
- マット
- 1畳以下、50cm×80cm、70cm×120cm
- ラグ
- 3畳未満、100cm×140cm、140cm×200cm、190cm×230cm、200cm×200cm
- カーペット
- 4.5畳、6畳、8畳、190cm×240cm、200cm×250cm、250cm×230cm、250cm×300cm
一般的なラグの既成サイズ一覧
基本的なラグサイズの選び方は、2~3人用のダイニングテーブルの下に汚れを防止するために敷く場合は170cm×220cm、4~6人用ですと220cm×250cmサイズがインテリアを損なわず、最低限の汚れも防止できます。
ラグサイズ一覧表単位cm
約0.9畳 | 約1.8畳 | 約2.6畳 | 約2.8畳 | 約3.2畳 | 約3.9畳 | 約4畳 | 約5.7畳 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100×140cm | 140×200cm | 200×200cm | 190×230cm | 200×250cm | 200×300cm | 250×250cm | 250×350cm |
※最もメジャーで標準規格の江戸間(五八間)で計算/1.76×0.88cm/四捨五入
他にも130×190cm、190×190cm、190×240cm等のサイズも市場では販売されています。この既成サイズに意味はありませんが、最も美しいデザインとされる白銀比【1:1.414(約5:7)】を表す比率に近い大きさです。
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1~10畳の基本サイズ一覧
一般的に部屋全体に敷き詰める大きい敷物をカーペット(絨毯)、3畳未満の小さい敷物をラグと呼びます。本間、京間、江戸間など地域によって部屋の大きさが異なります。
畳サイズ一覧表単位cm
サイズ表単位cm | 本間 | 京間 | 江戸間 | 団地間 | 五八間 |
---|---|---|---|---|---|
1畳 | 98×191cm | 91×182cm | 88×176cm | 85×170cm | 88×176cm |
2畳 | 191×191cm | 182×182cm | 176×176cm | 170×170cm | 176×176cm |
3畳 | 191×286cm | 182×273cm | 176×261cm | 170×255cm | 176×264cm |
4.5畳 | 286×286cm | 273×273cm | 261×261cm | 255×255cm | 264×264cm |
6畳 | 286×382cm | 273×364cm | 261×352cm | 255×340cm | 264×352cm |
8畳 | 382×382cm | 364×364cm | 352×352cm | 340×340cm | 352×352cm |
10畳 | 382×477cm | 364×455cm | 352×440cm | 340×425cm | 352×440cm |
江戸間サイズについて
通常江戸間と呼ばれる1畳のサイズは、88cm×176cmです。一般的に販売されている江戸間サイズと呼ばれるカーペットの寸法は、4.5畳は261cm×261cm、6畳は261cm×352cmになります。
これは江戸間の考え方がもともと、「畳の大きさ(部屋の大きさ)を決めてから柱の位置を決めたわけではなく、柱の位置を決めてからそれに合わせて畳を作ったことに理由があります。
この工法だと柱の間隔やサイズによっては、部屋の広さにわずかな数値の誤差が生じることは避けられません。現在の建築でも柱を基準とした設計がされていますが、建物によっては江戸間6畳と表示されていても、261cm×352cmに満たなかったり、大きかったりすることもあります。
さらに洋室の壁には幅木が設置されていることも多く、床面の面積がわずかに小さくなります。
このような環境で、部屋にカーペットが収まりきらないのでは困ってしまいますので、流通するラグの大きさは多少の誤差に対応できるように配慮して作られています。
このように同じ江戸間のお部屋であっても、実際の広さが異なるケースもありますので、ご注意ください。
江戸間サイズが万能
畳のサイズは地域によって異なり、『江戸間』以外にも『本間(京間)』『中京間』『安芸間』『団地間』など、たくさんの種類があります。
このなかで最も大きな畳1畳サイズは本間で、98cm×191cm、もっとも小さなサイズは団地間で、85cm×170cm(1畳)になります。※地域によってはこれ以上大きなサイズや小さなサイズも存在します。
このように畳のサイズは統一されておらず、さまざまなサイズの6畳のお部屋が存在しますので、お部屋にラグやカーペットを敷き詰めようと思ったら、オーダーメイドをするしかないでしょう。サイズが合わない、大きすぎる、小さすぎる時に有効です。
しかし、そんな手間を掛けずに手軽に「だいたいの範囲を覆える大きさ」をお探しなら、江戸間サイズが便利です。ご自身のお部屋のサイズを確認し、イメージしてみましょう。
もし上手に活用できそうでしたら、検討に加えてみてはいかがでしょうか?ラグやカーペットは大きなサイズの買い物です。サイズ確認は実際に部屋を測ることをお忘れなく!
部屋に合わせた選び方
ダイニングテーブルや応接セットの下には、小さすぎないサイズを選びます。ソファやベッドサイドの足元には、大きすぎないサイズでアクセント的に置きます。カーペットのサイズ選びでも使用する目的や場所によって様々です。例えばダイニングでは、インテリアの視覚的要素より機能性が重視されることがあります。
2~3人用のダイニングテーブルの下に汚れを防止するために敷く場合は170cm×220cm、4~6人用ですと220cm×250cmサイズのラグやカーペットがインテリアを損なわず、最低限の汚れも防止できます。
夏はカーペットを保管して、清涼感を感じるい草の香りを楽しみましょう。冬場は、ホットカーペットのカバーにも使用できます。もちろん暖色系のベージュやブラウンカラーを選びましょう。
寝室やベッドルームは、頻繁に出入りすることもないので、べッドに入る足元だけでも十分です。例えば100cm程度の円形タイプやマットサイズなど。
もちろんぐっすり眠るためのお部屋なので選ぶカーペットのカラーも大切。おすすめするお色は、グリーンなどの優しいカラー。緑は生命を象徴する色であり、健康を表し、心に安らぎと落ち着きを与えます。
ダイニングルーム
ダイニングには少し大きめのサイズを敷くことをオススメします。ダイニングチェアを引く時の音や、スプーンなど床に落下した際の生活音を和らげる防音効果だけでなく、冬場の足元の冷え防止対策になります。汚れ対策に撥水・防汚機能や素材はウールがおすすめです。
約130cm×190cm:1人用
(約0.8帖 100cm×130cm)
2~3人用テーブルに最適なサイズ
(約2.4帖 170cm×220cm)
4~6人用テーブルに最適なサイズ
(約3.6帖 220cm×250cm)
ベッドルーム
朝、起きたときの足もとの「ヒヤッ」と感のヒートショックを軽減、ホコリの舞い上がりを防ぐ効果があります。
リラックス効果のブルー系色や柄を選んで、精神をクールダウンできるベッドルームを作りましょう。
ベッドルームに最適なサイズ
(約100cm×140cm程度)
ベッドルームに最適な正円タイプ
(約100cm×100cm:正円)
お部屋の形状や環境に合わせたサイズを選びましょう。
子供部屋やプライベートルーム
装飾的な効果だけではなく、物を下に落とした時の床の損傷や階下への騒音を軽減する目的もあります。
キッチンマットサイズや小さめのラグ(100cm×140cm・円形タイプ)でも効果的です。
大きさよりも機能性を考慮して、メンテナンス性を重視。
(約100cm×140cm程度)
丸型はやっぱり可愛い柄やデザインがお部屋に映えます。
(約100cm×100cm:正円)
お子様の人数や年齢にもよりますが、基本的には汚れ防止機能を重視して選んでください。